連絡を断つ1

その後、2人で会いました。
どこでだったのか、いつだったのか、全く記憶がありません。

ただ、おひろがパスタを取り分けてくれた事
トイレに席を立つ時に、『お手洗いに行ってくるね』と行ったことを覚えて居ます。

その時、おひろのことがちょっといいなと思いました。

でも私には彼氏が居たし、おひろにも居たような居なかったような
なので、特に意識して見ては居ません。友達として、です。

おひろはメールが恐ろしくマメな人でした。
チャットのように1行くらいのメールを講義中もずっとしていました。一日中。

そんなおひろなので、私と遊んでいる時もずっと誰かとメールをしていました。
それは無い…とそういうとき私は不機嫌でした。

でもいつからか、わたしにとって一番仲の良い男友達になり、
彼氏と喧嘩したりしたら相談したり、されたりするようになっていました。

あたり前というかなんと言うか社会人の彼氏よりもずっとメールをして居た為、
彼氏と喧嘩になりおひろとは連絡を取るな　と言われてしまいました。
そうじゃないと付き合えない　と。

それで喧嘩になったものの、
彼氏が不安になるのも当然のことだと思った私はおひろに、

彼氏がおひろと連絡をとるなというから―…と
おひろと一切の連絡を取るのをやめると告げました。
おひろは分かってくれて、

寂しいけど仕方無いかぁといってくれて、
何かあったらいつでも戻っておいで　というようなことをメールで書いてくれました。

それから1年程、おひろとは一切の連絡を断ちました。
彼氏とは仲が良かったけれど
でもおひろとメールできなかったのは何故だか本当に悲しかったです。